三色三同順

三色三同順(サンショクサンドウジュン)とは?

三色三同順(サンショクサンドウジュン)は、国標麻雀における8翻の役種の一つで、三色三同順は、萬子、筒子、索子の三種類の花色で、同じ数字の順子をそれぞれ揃える役です。例えば、萬子、筒子、索子それぞれで「123」の順子を作るなど、同じ数字の順子を三種類の花色で揃えることを指します。

三色三同順の基本ルール・成立条件

三種類の花色で、同じ数字の順子をそれぞれ揃えること:例えば、萬子、筒子、索子それぞれで「456」の順子を作るなど、同じ数字の順子を三種類の花色で揃える必要があります。

例示的な牌形

  • 手牌:一萬・二萬・三萬(萬子の123の順子)、一筒・二筒・三筒(筒子の123の順子)、一索・二索・三索(索子の123の順子)、白・白(白の対子)、西・西・西(西の刻子)
  • 解説:萬子、筒子、索子の各花色で123の順子を揃えており、三色三順の条件を満たしています。

三色三同順の注意点

三色三同順の戦術上の注意点

  • 手牌のバランス:三種類の花色を均等に揃える必要があるため、特定の花色に偏らないように手牌を進めることが重要です。
  • 順子の構成:同じ数字の順子を三種類の花色で揃える必要があるため、序盤からこれらの順子を意識して手牌を組み立てることが求められます。
  • 他家の動向の観察:特定の花色の牌が場に多く出ている場合、その花色での順子作成が難しくなる可能性があるため、他家の捨て牌を注意深く観察することが重要です。

特殊な状況 副露(ポン・チー)の活用:三色三同順は順子を揃える必要があるため、状況に応じてチーを活用して手牌を進めることが有効です。ただし、副露を行うと他の役との組み合わせが制限される場合があるため、注意が必要です。

他の役との組み合わせ

  • 平和(2翻):順子のみで構成され、かつ両面待ちで和了する役で、三色三同順と組み合わせることで得点を上乗せできます。
  • 一般高(1翻):同じ花色で同一の順子を2組作る役で、三色三同順の構成中にこれを含むことで追加点が期待できます。
  • 無字(1翻):字牌を含まない手牌で和了する役で、三色三同順の構成上、字牌を使用しないため、同時に成立することが多いです。