箭刻

箭刻(ジィエンコウ)とは?

箭刻(ジィエンコウ)は、国標麻雀における2翻の役種の一つで、中(紅中)、発(發財)、白(白板)のいずれかの三枚組(刻子または槓子)を手牌に含むことで成立します。

箭刻の基本ルール・成立条件

三元牌の刻子または槓子を手牌に含むこと:中、発、白のいずれかを三枚揃えて刻子とするか、四枚揃えて槓子とする必要があります。 例えば、手牌に「中中中」や「発発発発(明槓または暗槓)」が含まれている場合、各々で2翻が加算されます。

箭刻の注意点

箭刻の戦術上の注意点

  • 他家への警戒:三元牌は他家も狙う可能性が高いため、早めに刻子や槓子を作ることで、他家に利用されるリスクを減らせます。
  • 手牌の柔軟性:三元牌を集めることに固執しすぎると、手牌の進行が遅れる可能性があります。状況に応じて柔軟に対応することが重要です。

特殊な状況

  • 小三元:三元牌のうち二種類を刻子(または槓子)とし、残りの一種類を雀頭(対子)とする形で和了すると、小三元という役が成立し、64翻が加算されます。
  • 大三元:三元牌すべてを刻子(または槓子)として和了すると、大三元という役が成立し、88翻が加算されます。

他の役との組み合わせ

  • 混一色:一種類の数牌と字牌で構成された手牌に箭刻を組み合わせると、混一色(6翻)と箭刻の組み合わせで高得点が期待できます。
  • 碰碰和:全ての面子を刻子(または槓子)で構成し、その中に箭刻を含めることで、碰碰和(6翻)と箭刻の組み合わせが成立します。