花龍

花龍(ホワロン)とは?

花龍(ホワロン)は、国標麻雀における8翻の役種の一つで、三種類の花色(萬子、筒子、索子)それぞれで構成された123、456、789の順子を揃える形を指します。

花龍の基本ルール・成立条件

三種類の花色で、123、456、789の順子をそれぞれ揃えること:例えば、萬子で123、筒子で456、索子で789を揃えるなど、各花色でこれらの順子を作成します。

例示的な牌形

  • 手牌:一萬・二萬・三萬(萬子の123の順子)、四筒・五筒・六筒(筒子の456の順子)、七索・八索・九索(索子の789の順子)、白・白(白の対子)、西・西・西(西の刻子)
  • 解説:萬子、筒子、索子の各花色で123、456、789の順子を揃えており、龍の条件を満たしています。

花龍の注意点

龍の戦術上の注意点

  • 手牌のバランス:三種類の花色を均等に揃える必要があるため、特定の花色に偏らないように手牌を進めることが重要です。
  • 順子の構成:123、456、789の順子を揃える必要があるため、序盤からこれらの順子を意識して手牌を組み立てることが求められます。
  • 他家の動向の観察:特定の花色の牌が場に多く出ている場合、その花色での順子作成が難しくなる可能性があるため、他家の捨て牌を注意深く観察することが重要です。

特殊な状況 手変わりの可能性:花龍を狙う過程で、他の高得点役(例えば、混一色や清一色)への移行が可能な場合があります。状況に応じて柔軟に戦術を変更することが重要です。

他の役との組み合わせ

  • 平和(2翻):順子のみで構成され、かつ両面待ちで和了する役で、花龍と組み合わせることで得点を上乗せできます。
  • 一般高(1翻):同じ花色で同一の順子を2組作る役で、花龍の構成中にこれを含むことで追加点が期待できます。
  • 無字(1翻):字牌を含まない手牌で和了する役で、花龍の構成上、字牌を使用しないため、同時に成立することが多いです。