全不靠(チュエンブーカオ)は、国標麻雀における12翻の役種の一つで、各牌が互いに関連性を持たない独立した14枚の牌で構成された特別な和了形を指します。全不靠は、3種類の花色それぞれから「147」「258」「369」のいずれかの数字牌を選び、さらに東・南・西・北・中・発・白の字牌を組み合わせた、計14枚の単独の牌で構成される和了形です。これらの牌は互いに順子や刻子を形成せず、全てが独立していることから「全不靠」と呼ばれます。
例示的な牌形
全不靠の戦術上の注意点
特殊な状況
他の役との組み合わせ
全不靠は、その特殊性から、他の一般的な役と組み合わせることは困難です。しかし、上記の七星不靠や組合龍など、特定の条件下で追加の役が成立する場合があります。また、全不靠は必然的に門前清(メンゼンチン)となるため、自摸(ツモ)和了時には不求人(フーチューレン、4翻)は計算されません。